知っておくと安心!救急情報

【役立つ救急情報】三角巾の作り方:STEP by STEP

小野真平(形成外科専門医)

小野 真平(おの しんぺい) 日本医科大学 形成外科 形成外科専門医 ケガやきずは、突然起こるととても不安ですよね。 私は大学病院で手や足の外傷、やけどなど幅広いケガの治療を専門に行っています。 患者さんが少しでも安心して治療を受けられるよう、わかりやすく正確な医療情報をお届けしています。 正しい応急処置を知っていただくことで、ケガの悪化を防ぎ、より早くきれいに治すお手伝いができればと思います。

三角巾っていざ腕を吊ろうとすると、いつもわかんなくなっちゃうのよね〜」

 

① まず三角巾を準備します(自宅に1個準備しておくことをオススメします。)。風呂敷でもOKです。

 

 

 

② 三角巾の90°(青●)が、ケガをした側(今回は右)と覚えましょう。そして、このまま三角巾を服の上にのせてしまいましょう。

 

③ 患側(右)の肘を曲げ、肘頭が90°の頂点と一致するようにします。三角形を半分に折り畳みます。

 

④ 下の45°三角形(赤●)は右肩をこえて背中にいきます。

 

⑤ 45°三角形同士(赤●)を背中で結びます。

⑥ 肘の角度が90°になるように調整します。右肘部分の三角巾は、結んだり、輪ゴムやクリップでとめます。

 

また三角巾よりも首が痛くなりづらく見た目もよいアームスリングという便利グッズがあります。ギプスの固定期間は長いと2〜3ヶ月ほど続きますので、利用しても良いかもしれませんね。

下の商品は「左が成人用」、「右が子ども用」です。いずれも左右どちらも対応可能です。親指をひっかける輪っかがついているのがポイントです(=アームスリング内で腕が動かないためズレづらく、装着時の不快感が最小限です)。

 

  

 

 

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小野 真平(おの しんぺい) 日本医科大学 形成外科 形成外科専門医 ケガやきずは、突然起こるととても不安ですよね。 私は大学病院で手や足の外傷、やけどなど幅広いケガの治療を専門に行っています。 患者さんが少しでも安心して治療を受けられるよう、わかりやすく正確な医療情報をお届けしています。 正しい応急処置を知っていただくことで、ケガの悪化を防ぎ、より早くきれいに治すお手伝いができればと思います。

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