知っておくと安心!救急情報

【役立つ救急情報】自宅に常備しておくと便利な応急処置グッズ

あやこ
自宅の救急箱には何を準備しておいたらいいの?

 

 

キズの治療で来院された患者さんに

「薬と一緒にガーゼと包帯も処方してもらえますか?」

と聞かれることがしばしばあります。

処方してあげたいのは山々なのですが、

病院で処方ができるのは薬(飲み薬と塗り薬)のみで、

ガーゼ、包帯、テープなどの医療材料は薬局等で購入していただく仕組みになっています。

でも何を買ったらいいのか、種類が多すぎて迷ってしまいますよね…

そこで、自宅に常備しておくと便利な応急グッズを

医師の視点からリストアップしました。

 

個人的な意見としては、

ネットで売っている「出来合いの救急セット」を購入するよりは

箱はなんでもいいので、応急処置で本当に使えるもののみを救急箱にストックしたほうがよいと思います。

 

 

① ガーゼ

1枚ずつ小分けになっているほうが衛生的で管理もしやすいです。

 

きずにくっつきづらいように表面がフィルムなどでコーティングされているタイプのガーゼもあります。

下の商品は

ハクゾウメディカルのラップキュアドレッシング

です。ロールタイプになっていて必要な分だけハサミでカットして使用します。キズにやさしいうえに、経済的で使い勝手がいいのでオススメです。

 

 

 

 

② 包帯

包帯には

    • 伸びない包帯(弾性包帯:エラスコット)
    • 伸びる包帯(伸縮包帯:ハイスパン)

の2種類あります。

弾性包帯は捻挫などの特に関節周囲に巻いて患部が動かないように固定する目的で使用されます。一方で伸縮包帯は、キズの処置でガーゼをあてた上からキズの保護目的で巻きます。それぞれ、いろいろなサイズがありますが、

幅の狭いもの(2号:幅5cm程度)

を準備しておくといざという時に便利です。

 

 

絆創膏 

テープかぶれをしづらいシルキーポアタイプがオススメです。

アルケアのものは1〜7号まで様々なサイズバリエーションがありますが、2号(5×7.5cm)が使いやすい。

それ以上大きなキズでは前述したガーゼやラップキュアを使用した方がいいです。

 

 

 

④ 異物鑷子(いぶつせっし)

棘や異物を抜く時に重宝します。

インターネットから購入可能です。

 

⑤ 保冷剤・氷嚢

ケガをした直後は患部を冷却(Icing)が原則でしたね。

保冷剤はケーキを買ったときに付いてきますので冷凍庫にストックしておきましょう。

氷嚢はあると発熱時にも使えて便利です。

【保冷剤】


大きい保冷剤も1つ冷凍庫に入れておくと安心です。

比較的広範囲のやけどに対応できるだけでなく、発熱時にタオルで巻いて氷枕の代わりとしても使用できます。

 

【氷嚢・アイスバッグ】


インターネットでは「氷嚢」または「アイスバッグ」で検索します。

      • 氷を入れる部分の口が大きいもの。
      • 結露が生じづらいもの。
      • 腕や足に巻き付けて固定するためのバンドがついているもの。

が使いやすいです。

 

 

⑥ 三角巾

なければ大きめのゴミ袋や風呂敷でも代用できます。


 

⑦ 医療用ハサミ

医療用ハサミは普通のハサミとちょっと違います。

医療用ハサミは、テープをカットすることが多いです。そのためフッ素加工されていることが多いです。フッ素加工されたハサミは、テープをカットしても付着した糊をすぐに拭き取ることができ、切れ味が長持ちします。

また、先端が丸くなっているので包帯をカットしたりするときにも安全です。

 

サージカルテープ

サージカルテープはきずあとのケアで使用されますが、それ以外にも包帯をとめたり、絆創膏の補強にも使えます。下の写真はニチバンのサージカルテープ・ハダです。

幅が

      • 細いもの(12mm)
      • 太いもの(25mm)

の2種類ががあります。

 

3Mのマイクロポア スキントーン サージカルテープも同様の機能があります。3Mのほうがニチバンよりもテープの色が明るいのが特徴です。

 

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