釣りをする人なら 一度ぐらいは釣り針が指や顔にささったことがあるのではないでしょうか?
釣り針は返しがついているため 引っこ抜こうとしてもなかなか抜けません。
病院では、局所麻酔をしたうえで、下図のように処置をします。
針を抜こうとするのではなく、進行方向にすすめて針先を皮膚の表面からだします。
針先の「返し」が皮膚上にでたら、それをニッパーでカットします。
「返し」がなくなれば残りの針は容易に抜けます。
約5分で終わる処置です。
ポイント
① 釣り針の横幅(専門用語でフトコロと言います)が1cm以内で
且つ
② 皮膚の浅い層に刺さっている場合
は自分で上図の要領で針を抜去することができます。
ただし、先の細いニッパーとラジオペンチが必要になります。
針先が皮膚を貫通する一瞬だけ痛みがあります。
保冷材や氷があれば冷やしながら処置すると痛みが少ないです。
上記以外の場合は、無理をせずに病院を受診しましょう。
釣りスポット近くの病院では同じような患者さんが多く来院していることが多いので、対応する医師も慣れていることが多いです。