別記事で「ケガをした直後の応急処置:RICE」の紹介をしました。
RICEの「I」は「Icing(冷却)」でしたね。
冷却には氷嚢(ひょうのう)が便利ですが、
スポーツ一家でなければ自宅に置いてあることは稀だと思います。
(発熱時も使えますので常備をオススメします。)
自宅に常備しておきたい氷嚢(アイスバッグ)
インターネットでは「氷嚢」または「アイスバッグ」で検索します。
が使いやすいです。
お手軽氷嚢の作り方
今回は、自宅や外出先でも特別な道具がなくても作れる
お手軽氷嚢を紹介します。
痛そうな内出血をともなった打撲痕があります。
準備するのは左から①ハンカチ(タオル)、②ビニール袋、③氷です。例え外出先でもコンビニなどで入手可能なものばかりです。
ビニール袋の中に氷をいれます。
ビニール内の空気を抜いて縛ります。
ビニール袋に入った氷をハンカチやガーゼタオルで包んで、氷が直接患部の皮膚にあたらないようにします。(冷やしすぎ=凍傷のリスクを減らすためです)
痛みや熱感がある患部に10〜15分を目途にあてます。患部の感覚がなくなったらお手軽氷嚢を患部から外します。1時間で10〜15分を目安に、24〜48時間繰り返します。
家の冷凍庫に保冷材があれば、それを用いても構いません。
ただし、保冷材は冷えすぎてしまう可能性があるので、必ずハンカチやタオルで包んでから患部にあてるようにしましょう。
患部が手足にある場合は、患部を枕やクッションを用いて心臓の位置よりも高くすると浮腫がとれて痛みもよくなります。
RICEのE: Elevationですね。
ちなみに「冷えピタ」「熱さまシート」には、冷却効果はありません。ジェルに含まれる冷感成分により、ひんやりとして快適に過ごせるのが売りです。
発熱したときにおでこにあてるとスーッとして気持ちいいので、その点ではとてもよい商品と思います。