【応急処置】ダンボールで作る簡単な添え木(副子)!捻挫や骨折の初期対応に
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- 病院を受診するまでの間、患部を安静に保つために添え木があると安心です。
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別記事で紹介したRICE処置の「R」は Rest(安静) でしたね。
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安静には副子(ふくし)と呼ばれる道具が便利ですが、家庭には常備していないことがほとんどです。
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実は、身近にあるダンボールを使えば簡単な副子を作ることができます。
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この記事では、ダンボール副子の作り方と病院受診後に役立つ便利グッズを紹介します。
1. ダンボール副子の作り方:Step by Step
Step 1:ダンボールを準備する
- ダンボールを細長い形にカットします。
強度が弱い場合は、二つ折りにして補強しましょう。
📦 最近はオンライン注文が増え、どの家庭にもダンボールが1つや2つはありますよね。

ダンボールを細長く切り、足首に合わせて加工します
Step 2:足首用の形に加工
- 足首の捻挫や骨折を想定して、下の図のように足首部分に切り込みを入れます。

ダンボールを細長く切り、足首のところに切れ込みをいれます
Step 3:患部にあてる
- 痛みのある部位を中心に、その上下をまたぐように両サイドにあてます。
- 足首は90°で固定が理想ですが、痛みのない角度でOK(あくまで応急処置のため)。

足首の上下をまたぐ形で、ダンボールをしっかり固定

足首の上下をまたぐ形で、ダンボールをしっかり固定
Step 4:包帯で固定
- 弾性包帯でぐるぐると巻いて固定します。
- 指先は見えるようにしておくことが大切です(血流を確認するため)。

包帯でしっかり固定(指先は必ず見えるように)
Step 5:挙上と冷却
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最後に、RICE処置の「E」と「I」です。
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E(Elevation):患部を心臓より高い位置に保つ(足であれば寝た状態で)
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I(Icing):タオルでくるんだ氷嚢などで冷却する
そのまま病院を受診しましょう。
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【応急処置】ダンボールで作る簡単な添え木(副子)!捻挫や骨折の初期対応に
- 病院では、多くの場合シーネ固定やギプス固定になります。
固定期間は2〜3ヶ月に及ぶこともあります。
シャワー時の工夫
- 「ギプスをしたままシャワーに入ってもいいですか?」とよく質問されます。
医療機関では「ビニール袋で覆ってガムテープで密封してください」と説明されることが多いですが、
最近はギプス専用の防水カバーが販売されています。
ギプス生活を快適にするアイテム
- 三角巾の代わりに使えるアームスリングは、首や肩への負担が少なく、見た目もスマート。
- 親指をひっかけるリングが付いているので腕が動きにくく、ズレにくい構造です。
まとめ
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捻挫や骨折が疑われるときは、患部を動かさないことが大切
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添え木がない場合は、ダンボールで簡単に副子を作れる
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包帯でしっかり固定し、挙上・冷却をしてから病院へ
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ギプス生活を快適にする防水カバーやアームスリングも活用しましょう
家庭にあるもので工夫して応急処置を行い、早めに医療機関を受診してください。